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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

海外基準と競争するには?

今の私には海外基準と競争する体力も気力もありませんが、仕事を続けるなら知っておかねばなりません。

その前に「前例から学んでいますか?」
前例があり、そこから学び、追いつき、追い越そうとする人や企業のスピードはかなり速いと認識しましょう。
前例を作った時間よりも、前例から学び追い越そうとする時間は驚くほど短くなっています。
この時間感覚が分からないと、抜かれたあとしばらく経ってから気づいて、抜き返そうと思っても、前例を作った時間感覚のままだと、追い抜くどころか追いつくことも難しくなるのが今の海外基準と言われています。

個人の立場では、海外基準では、「チャンスは会社や誰かが与えてくれるものではなく、チャンスの提供を誰かが保証してくれるものでもありません。自分の力で、自分の意思でつかみ取るもの」です。
海外基準では「働くということは競争に勝つということ。その苦しさに耐え抜くということ。」となります。
日本的な「働くとは、傍(旗)を楽にすること。休まず、遅れず、協調、協働」とは別世界です。

かつての日本の良さは「中長期的に物事を考え、人を大切にし、拝金主義とは一線を画す」というモノでしたが、現在は日本の良いところに磨きをかけながら、加えて市場資本主義的な競争力も身につける「二兎を追う」流れに入っています。

“匠(技術)”を極める完璧主義とDXと言われるようなIT(情報技術)などのツールを最大限活用した効率化と生産性の向上の両方を同時に追求していくと覚悟を決めましょう。

欧米人であれば「取捨選択すべき」とか「白か黒かどちらかに焦点を当てろ」というのかもしれません。

参考:程 近智アクセンチュア社長 Nikkei Businesu2007.4.2 特別版 p36~37

[ 更新:2022-03-07 10:37:18 ]

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