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優れた経営者には、賢さがあり、思慮分別があり、熟慮の習慣があります。ほかにもたくさんお持ちです。

優れた経営者は利己主義ではなく利他主義が基本スタンスです。
共存共栄が基本で、やむを得ぬ弱者救済も当然としますが、甘えや依存には厳しさがあります。
自分が社員に発する言葉、自分が社員に見せる姿は、利益管理の仕組みの浸透と人材育成の仕組みが連動することを願ってのおものです。
社員の潜在力を見つけ、そこに火をつけるのが上手です。もう続けるかどうかは、その社員の自発性というか自己努力となりますが、燃え続けてくれるなら理想的です。

私は読んでいないのですが、ドラッカーの「ポスト資本主義」には、「社会は維持される存在、組織は革新と規律を生む存在」と書かれているそうですが、今のコロナ禍にもぴったり当てはまる言葉にも思えます。

昨年あたりから「ステークホルダー重視の経営」という表現が増えています。
ステークホルダーとは会社の利害関係者達ですが、これまでの「会社は株主のものだから、株主最優先」に疑問ありとして、売上の下となる顧客をを大事にすることで利益が膨らみ、それを原資に従業員の給与や福利厚生に還元し、適切に納税し適切な配当も可能となり、利害関係者達みんなが潤う経営をしようというものです。

だからこそ、企業は顧客にとっての存在意義が問われ続けるのです。

[ 更新:2021-10-06 11:10:00 ]