先の見込のない仕事で、黒字化したこののない仕事でも、始めた当事者には思い入れがあるからやめられず、執念で続けて赤字が膨らむ事例があります。
続ける価値の無くなった仕事を手じまいする時、優秀な人材をあてますか?
それとも間に合わせの人材でお茶をにごしますか?
何年もやってきた事業から完全撤退となると、これまで赤字であったとしても影響を受ける取引先も顧客もいることでしょう。
簡単に「やめます、これでさようなら!」とはいかないものです。
影響を受ける取引先や顧客との調整を行いつつ、撤退コストも考えながら撤収するには、かなりの力量がいるものです。
でも、そうすることが会社の誠意であり、信頼にこたえることとなるという考え方もあります。
理想は、顧客がリピーターとなり、顧客の輪が広がり、売上も利益も伸びていくことです。
顧客の喜びと満足が、我社の利益に反映されると言ってもいいでしょう。
こうなると、顧客支援の内容がますます充実し、好循環となっていくことでしょう。
顧客が欲しい情報は何か? 顧客が見聞きしたい情報は何か? このアンテナの感度が問われています。
では、会社の従業員への指示と、顧客要求が一致しているかチェックする人はいるでしょうか?」
[ 更新:2021-09-14 11:34:11 ]