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戒能通孝著「法律入門」岩波新書を読み直して

立身出世

・封建的社会(支配勢力が一般人民を強権で押さえつける社会)では、まず権力を握ることが大事であり、権力を握るものが支配者であるとともに富者だった。
・近代の資本家は、自ら富むことによって権力を支配できるようになり、彼らの代理人として富まざる者を官職につけて構わないこととなった。資本主義社会での教育は、政府の高職や企業経営の幹部職を庶民に提供され、その地位に就くための機会に対する投資ちなった。
・立身出世で大事なことは、自分ができて他人ができないこと。立身出世は、極論すると貧困と不幸を一般化し、大衆の犠牲の上に一握りの人々に宝くじを与える仕組みである。
⇒こう説明されると、近年の富の偏りの理由が分かってきますね。

〇バートランド・ラッセル
・賞は不正を弁護するうまい口実を発明した人に与えられ、罰は不正を無くそうと努力した人に下される⇒近年の国策捜査の数々は、まさにこの通りかもしれません。

「法の支配」を考えると、国家の力とは結局それを与える資金によって成り立っている。その資金は常に大衆から仰がねばならない。⇒納税の負担は最後は国民に強いられますよね。

法規は今や解釈、特に政治的解釈の横行により、専門家に対してまでも理解できないものになっている。⇒今の政権与党の解釈には、時には信じられないものがあります。


[ 更新:2021-06-16 11:03:58 ]

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