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ゾンビ企業にゾンビ社員

ゾンビとは( 英語: zombie )、何らかの力で 死体 のまま蘇った 人間 の総称だそうです。

NETで調べると、「ブードゥー教で、まじない師が生き返らせて操る死人。また一般に、呪術 (じゅじゅつ) などによって生きた姿を与えられた死体。」とも出ていました。 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93/
個人的に、ゾンビ映画は嫌いなので、見ないようにしています。

新聞には「ゾンビ企業」というこ言葉が、時々目に入ります。
ゾンビ企業とは、次のように定義されるようです。
業績が悪い状態が続き、業績の回復の見込みがないにも関わらず、債権者や政府の支援により存続している企業のこと。

ゾンビ企業があるならゾンビ社員もいそうですね。
ゾンビ社員とは、会社に貢献できず(ある人は意図的に貢献せず)、自分に課せられた役割を果たせず(ある人は意図的に果たさず)、自分の給与に見合う成果が出せない状況が続きながら、職場仲間のバックアップや上司からの補完(尻脱ぎと言ってもいいかもしれない)やトップの恩情などで、役職も給与も下がることなく現状維持で、部下からは現在の地位を疑問視されたり給料泥棒と思われる存在の社員のこととなるでしょうか。

ただ、昨年から続くコロナ禍の影響で、一時的な成果の不振や、厳しい市況の中にあっても懸命に努力して、光明がさし始めた社員はゾンビ社員ではありません。
就業規則に則り、減給・降格・解雇処分を受ける社員も、状況を察して自発的に退職する社員もゾンビ社員ではないのです。

ゾンビ社員が管理者としての地位を保全されたまま残ることで、競争に負け、仕事の質を劣化させ、他の部門の収益性の足を引っ張り、部下の意欲を失わせることのダメージの大きさが問題となるのです。

社員の能力を見極め、社員の能力を発揮させ、毎期の収益に連動させるのがマネジメントです。
ゾンビ社員の雇用の維持や生活の維持にこだわり、赤字転落するようでは、従業員満足は得られないし、顧客信用にも陰りが出て、そのうち大問題となっていくことでしょう。

[ 更新:2021-06-02 10:51:55 ]

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