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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

企業経営の勘所

企業経営で外せないことのおさらいです

まず、どんなビジネスであっても、商品やサービスを開発し、製造し、流通させて顧客に提供し、確実に対価を回収するサイクルが回って経営が安定します。その内容や手法、活用技術は変化しますが、付加価値を得るというビジネスの活動には新しいことはないのです。

人まねビジネスも時には必要ですが、後発の人まねビジネスでは価格競争に巻き込まれることを覚悟しましょう。
そうならないために、現在の我社の仕事での強みを、知り抜くことが必要です。

そして当たり前のようですが、現場改善の積み上げ、磨き上げを止めたり、バカにしては絶対いけないのです。
「個別最適は、必ずしも全体最適とはならない」と言われます。確かにそうでしょう。
全体最適となるのは、全体を見渡し、全体の調和を考えた個別最適の連鎖の結果です。
全体、全体と言って、個々のレベルアップを軽視すると、全体が自然と良くなるなどということはないのです。

時々、仕組み(業務プロセス)を変えると、会社は良くなるという人がいます。では、仕組み(業務プロセス)を変えただけでよくなった会社を、どれだけご覧になったでしょうか?
新たな仕組み(業務プロセス)は、社員によって運用されて、労働生産性の改善につなげるか、新たな仕組み(業務プロセス)が定着することで付加価値の高い商品やサービスを顧客が買い求め、対価を払ってやっと業績に反映されるのです。

多くの社員は、社員の立場とレベルで一生懸命に働いています。無駄な仕事や、非効率な仕事、低生産性の仕事をやっているとしたら、そのような仕事をやらせ続ける経営側の方に問題があるのであって、社員の問題ではないのです。
現場を大切にすることと、現場任せは違います。
低い付加価値の業務を減らし、社員のキャリアアップと生産性の向上につながる仕事を社員に与え続けるのが経営者の責務です。

[ 更新:2020-06-03 10:38:39 ]

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