流れが良いとスムーズで気持ちよく仕事ができます。流れが不安定で、緩急が激しいと対応に疲れます。
まず商売の基本は「買い手」と「売り手」の関係です。
「買い手」と「売り手」という両者の交渉の結果、条件を詰めて契約締結に至り、その後品物の引き渡しと代金決済で完結する商取引が商売です。
両者の需給関係の強さと弱さが、価格形成に大きな影響を及ぼしますし、その情報が市場変化をもたらすことも多いでしょう。
現代の企業にとっては、常に不特定多数の価値観を異にする消費者や生活者がうごめく中での商売です。
だからこそ消費者や生活者とダイレクトにぶつかる市場の最前線が情報の収集機械です。
そして厳しいことにあらゆるものの成長には限界があります。いつかはゼロ成長の壁、マイナス成長の壁にぶつかるのです。また、成長の過程には、様々な上下動する「波」があり、その波を乗り越えなくてはなりません。
今回のコロナウィルス対応の緊急事態宣言の下では、人の動きが止まり、お金の流れが止まる非常事態に放り込まれたご商売の方もたくさんいらっしゃると思います。
簡単ではありませんが、過去でもない、未来でもない、今現在の市場ニーズ、顧客ニーズを発掘し、応えていかねばならないという、生き残りのための執着心も問われています。
大変なことを承知の上で、今をつかみ、今を生かす経営を進化させ、自社の存在感を示して行きましょう。
[ 更新:2020-04-13 11:45:00 ]