経営コンサルタントとして思うことを少々書きます。
いくら思い入れがあっても、ダメなものはダメ。支持者が表れて、支持者が増えて行かない限り淘汰されていくという現実がある。
例え思惑が外れても、その商品とサービスに支持者が表れ、追い風が吹き、良いと評価する人が増えると、増収増益の流れになっていく。
新事業や新商品の立上げ時に、情報不足や人材不足、そして資金不足だと簡単には上昇できない。でも、足りない情報は後から補填できるし、足りない資金も昨年は銀行から調達ができた。
一番の問題は人材の不足。特に担当者のマネジメント能力の不足だった。今年も人材の能力開発と、能力発揮は欠かせないと思う。
会社の決算を社員に公表して、成長する会社と成長できない会社があった。
全社で黒字になればいいと、赤字部門を包み込んで、赤字部門は赤字を毎年減らせば良いとする会社は増収増益となった。
赤字部門を幹部が攻撃する会社は、他の黒字部門の萎縮を生んで、現状維持にとどまった。
赤字部門を、どうしてもやりたいという担当者に任せ続けたところは・・・? 想像にお任せします。
決算公開と成果配分の見える化で、3年連続で勢いが続いた会社もあった。粗削りでも、達成感と報われ感が両立したからと思う。社員の立場で見ると、やらされ感が強く、報われ感が募った会社の業績は厳しいものとなった。
経営者の場では、知力も大事だけど、それ以上に構想力、実現力、組織統率力というパワー(創造力)が重要と感じさせられた昨年だった。知力だけでは経営結果が出ないし、社員が同調しないという現実を見せつけられた昨年だった。
あと、経営者は健康で心身共にタフでないといけないと感じさせられた昨年でもあった。
今年も、経営者や幹部は、背筋を伸ばし、胸を張って職場を歩いて欲しい。
経営者や幹部は、社員のために生きて、得意先や取引先のために生きて欲しい。
それが確実に地域社会のためになっていくのだから。
[ 更新:2020-01-02 11:38:06 ]