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「市場は変化する」というと固くなりますが、お取引するお客様もどんどん変化していきます。

人は毎年平等に、誰もが一歳ずつ年齢を加えていきます。
毎年経験を積み増していくのですから、お客様の商品選択のセンスは毎年レベルアップしていくこととなります。
消費性向（何に優先してお金を使うか？）も、お客様の年代によって大きく変化していきます。

現在まで長い関係を結んでこられた有難いお客様を数えると、何人いるでしょう？
永いお付き合いのお客様とのご縁が、お互いの信用と信頼というストックになるのも、お互いにメリット（感謝）があったからのこと。得た利益の一部を顧客に還元して喜ばれ、次の購買につながります。追加的なサービスを提供してまた顧客に喜ばれるという関係が、昭和のローカルの小商いだったように思います。

バブル時代から、商売があまりにビジネスライクになり、ギブ＆テイクの取引に代わりましたね。
便利ですし、割りきれますから、日用品や消耗品、衝動買いで済ませられるものはこれでもいいかもしれません。

でも金額のかさむものや購買経験のないものでは、売る側からの教化伝道も大事な顧客サービス！
そのやり取りから顧客情報を収集し、薄利でも量を売る商品と付加価値をつける商品を提供し続けるのが商売ですよね。

売れないとか、時代は変わったとか、昔は良かったとか嘆く前に、長期にわたり顧客満足を得る商品の追及、接客では顧客満足を提供し続けるスタッフであるために、社内の階層は違えど個々人はどうあるべきか自問自答を繰り返す組織は成長を止めないでしょうね。

[ 更新:2019-10-23 08:25:29 ]