管理職とは、自分が担当する部署全体を取り仕切るのが仕事です。 取り仕切るとは、一手に引き受けて行うことですよね。
多くの仕事は工程に分解できます。作業手順といってもいいし、進捗の段階といってもいいでしょう。各工程が適切に進むと、仕事はリズム良いので、はかどります。
では、工程管理の基準が高くできると、どんなメリットがありますか?
この質問に即答できる人は、自分の担当する現場の工程の現実と理想をしっかり把握しているひとです。
各工程を担当するのは人です。その人は管理者の部下という位置づけです。部下への動機づけはどうしているでしょうか?
ここにも管理者の個性が出ます。恐怖心によるものもあるでしょうし、自発性に委ねるものもあるでしょう。
この場合も部下の意識レベルに合わせた方が効果的です。一律(いつも同じ)では、不具合が出ることがあります。
わがまま勝手な自己中心者には、常に管理監督、ある意味の強制が必要です。放任は危険です。
できることできないことのバランスが悪い自立準備者は、継続的な指導と経験蓄積が必要です。手は放しても良いが目を離すとトラブルが起きる可能性を抱えています。
一人前といわれる自立者であれば、相手の理解レベルに合わせた指示命令とタイムリーな連絡・報告・相談の場を持てば、問題は起きないでしょう。
その上のレベルの自律開拓レベルの人となれば、完全に任せておいた方が良いでしょう。
大人であっても、躾けながら成長を促す人と、教育指導をしながら成長を促す人と、新たな体験の場を積み上げながら成長を促す人と、自発的に自己成長に取り組む人がいるのではないでしょうか。
理想は自分はこうありたいというものがあり、会社側にも社員に対する成長の願いや期待があり、両社が満足と納得ができる実行力(結果を出す力、役割を果たす力)があってバランスが取れていくのではないでしょうか。
[ 更新:2019-10-22 09:26:11 ]