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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

IT化と働き方改革

今は情報化やシステム化が欠かせないと言われます。

IT化の流れに乗り遅れるな、人工知能の動向も注視しなくては、とも言われます。
何のために情報化するのか、何を目的にシステム化するのか、IT化によって得られるものは何か?
これらの目的や目標、期待される効果が曖昧のまま、投資に走ってもどうなんでしょうね・・・

従業員の雇用の確保と所得の安定は、経営者としての義務です。
働き方改革も、単に目先の労働時間の短縮や、有給休暇の消化率アップが目標となっては、会社の利益は減ります。

各部署の生産性の高さや低さをでデータとして把握することが働き方改革の前提です。
場合によっては、個々人の生産性の高さや低さをでデータとして把握することも必要となるでしょう。
その上で、低い生産性の部署や人の生産性を、上げることができるのか? その具体的な方法はあるのか?
生産性の改善ができないとするなら、生産性の低い部署は廃止するのか、それとも縮小するのか?
何らかの意思決定が必要です。

低い生産性の人員を、高い生産性の部署にどのように移動させるのか?
現在の社員の能力開発と組織の活性化がはかれてこその働き方改革の実現となると思うのですが、いかがでしょう?

会社の持続的成長は自己資本の増加があって実現されます。自己資本の増加には、税引き後の利益の確保が前提です。
そのためには、安定して利益を生み出せる社員の協働が必要です。
売上の量を確保する営業担当者が必要です。
適切な粗利を確保するために、原価管理・品質管理・納期管理ができる生産担当者も必要です。
身の丈に合った販売費一般管理費に収めるように、無駄な経費に歯止めをかける総務経理担当も必要です。
余計な金利を負担しない、銀行交渉も欠かせません。
勿論、不良・ミス・ロスやクレーム、事故を減らす日常的な努力も欠かせません。

このような、現場の働き方の質、管理の質をレベルアップさせる会社が、生産性のアップが実現できます。
社員の能力開発や成長支援も、会社の収益に貢献することと絡めて目配り、気配りが必要です。

最後に、我社の現場の働き方の質、管理の質を評価するのは、外部の取引先です。

[ 更新:2019-10-23 07:48:21 ]

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