生産現場でも工事現場でも、次のことが起きると問題です。
品質の不良が起きると問題です。当初予定よりコストがかかりすぎると問題です。納期が遅れる、納期が間に合わないのは問題です。危険な作業も問題です。
クレームが起きると、賠償金も含めて時間も手間も費用もかかります。気持ちの上でもストレスになります。
ですから、問題が起きたらすぐ改善が基本です。
この時には「三現主義」の姿勢で挑みましょう。これは、すぐ現場に出て、現物(実情)を見て、現実的に解決を図るというものです。その前に、機械と手を止めて、関係者は問題が起きたところに集合!があります。
優れている組織は、問題を会議室に持ち帰らず、その時に現場でできることは現場で対処することを徹底します。
現場で完全解決できないことだけを持ちかえり、対策と再発防止策も考えます。
その結果、安定品質と期待品質の提供。予定コスト以内での製造。納期厳守。安全作業。これらの徹底となります。
問題が起きる予兆を感じて、未然防止が理想ですが、これにはベテランの経験と勘が必要ですよね。
この土台は、普段からのムダ取りの徹底によってつくられます。
物を探す無駄、あちこちと動いて運ぶ無駄、待ち時間の無駄、作りすぎの過剰在庫の無駄、作り急ぎによるミスの無駄、作りだめによるロスの無駄、不良による作り直しの無駄、金利の無駄、管理コストの無駄等々、改善できるものがいっぱいあると思います。
現場は「作って、売れてなんぼ」の世界ですもんね。
[ 更新:2019-08-23 11:23:52 ]