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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

部下の成長支援

過去の経験や常識が通じなくなってきました

最近言えることは、年齢に関係なく社員の側に、指導得を受け容れる気持ちがない、学ぶ気持ちがない、会社側の意向に沿って成長する気持ちがないと、何をやっても無意味で無価値となります。一方通行で終わるからです。空しくなりますね。
キャッチボールでこちらがボールを投げても、取ろうとしない相手では、ボールは彼の後ろに転がるばかりですもんね。

暖簾に腕押し、糠に釘、馬耳東風…有難いことに昔の人はこのようないい表現を残してくれています。
「馬を水飲み場に連れて行くことはできるが、水を飲むかどうかは馬次第」 とは、税理士事務所勤務時代の所長先生がよく使った表現です。

今自分が働く会社で、自分が何を学び、何を感じ取るか、自分でドンドン決めて、自発的に学んで、肌感覚で感じて欲しいのです。
学生時代は、親が授業料を学校に支払い、先生に教えてもらいました。教える先生の授業の巧拙もあったでしょうし、教わる学生側の学ぶ態度の問題もあったでしょうが、通信簿をもらって卒業できればそれで終了いうのが学校でした。

雇用契約のもとで、給料をもらうということ、働くということの意味を、労使ともにスタート(入社)の段階で確認する必要がある社員も出てきました。

新入社員の「まだ教わっていません」「まだ習っていません」「練習させてもらっていません」等々の反応に、どう対応していくといいのでしょうか?
授業料も払わず、売上につながる仕事もできず、先輩や上司に教えてもらい、先輩や上司の何倍の時間をかけても上手くできず、先輩や上司に手直しをしてもらって、やっと不揃いな形になるのが新人時代です。

「教えて下さって有難うございます」「お陰さまで助かりました」の一言でもあるといいのですが・・・
感謝の気持ちのある新人と不貞腐れた態度の新人とでは、先輩や上司の指導にも差が出ますよね。

私の顧問先の経営者や幹部の方の感想として、次のようなものがあります。
「最近の新人も途中入社の転職組も、仕事を覚えて我社の最初の一人前(戦力としての)の仕事ができるまでの期間(歳月)が、過去の経験があてはまらなくなってきた。これでの5割増しの期間が必要と見た方が良さそう。新人の場合、自分たち50歳代の感覚では、自分たちの若い時の倍を見ないと一人前(戦力としての)にならいような気がする。
もっと困っているのは、同じ失敗を何度もする社員が増えたこと。なぜ失敗に学べないのかが分からない・・・」

[ 更新:2019-08-21 09:53:45 ]

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