「知恵のある者は知恵を出せ 知恵のないものは汗を流せ 知恵を出さず汗も流さぬ者は去れ!」
これは私が税理士事務所勤務時代に、担当させて頂いていた、いくつかの会社に掲示されていました。初めて見た時は、「経営者の感覚ではそうだろうな・・・」と思いました。
ズルく働かない人間にも、能力不足でまともに働けない人間にも、経営者は貢献している社員と同額の給料を払い続けたいとは思わないでしょう。多くは、解雇はしないまでも、稼ぎ高に応じた給料やボーナスに変更していくことでしょう。
理想論かもしれないけれど、惜しみなく知恵を出して働いて良かったと思える職場、精一杯汗を流して働いて今日もいい一日だったと思える職場の環境や組織風土を、一緒につくっていきたいですね。
見方を変えると、知恵を出し惜しみすると居心地の悪い職場、汗が止まらないほど働かないと居場所のなくなる職場という、職場の環境や組織風土の厳しさがあるかどうか、かもしれません。
本人の資質や才能と職場環境と、働く人の心の強さが調和すると、本人も会社も伸びていきます。
本人の資質や才能と職場環境とが合わないと、会社側に成長支援の用意があり、働く人に心に強さがあっても、いつか分かれの時が来ることでしょう。
本人の資質や才能と職場環境を重ね合わせていこうとしても、働く人の心身が弱いと、ストレスやプレッシャーに負けてしまうようでは、働き続けることは難しくなるでしょう。
自己成長は、職務能力と職務スキルの地道なレベルアップと、心身の鍛錬(打たれ強くなる)ことの両方が必要となっていると思うこの頃です。このスイッチを入れるのは自分です。
[ 更新:2019-08-11 08:22:38 ]