私が今から35年前に習った「人格形成の三要素」は、遺伝+教育+環境でした。
年に一度でいいので、今の自分がどのように作られてきたのか、あるいは意思をもって作ってきたのか、振り返ってみるといいと思います。
私が今から35年前に習った「人格形成の三要素」は、遺伝+教育+環境でした。
両親から、祖父母からの遺伝的要素なんて考えたこと、ありますか? 家系図の作成とか、家系調査なんてやってみると、意外な気づきがあるものですよ。
新潟の燕三条のある経営者は次のように教えて下さいました。
「自分の両親や祖父母の人生には、自分の未来があり、自分の過去がある。だから、自分の両親や祖父母は尊い。だから大事にする。自分の両親や祖父母を大事にしない人は、自分を粗末にすることと一緒。多くは苦しい人生となりますよ。」
私が子供のころ私の母親は「子供は親を移す鏡」ということをよく言っていました。
創造経営からは
「子は親の言っていることではなく、親のやっていることから学んでいるんです。
会社も同じで、部下は上司の言っていることではなく、上司の実際にやっていることから学んでいるんです。
部下がやること、やらないことは、上司の誰かがやっていることであり、上司の誰かがやらないことなんです。
良い悪しは一旦横において、上司のだれが部下の見本となり、手本となっているか、よく観察しなさい!」
と指導を受けたことを思い出します。
組織があると、部下に強い影響を与えている上司は必ずいます。
多くは理想を手本とせずに、楽な方、手が抜けるほう、面倒がない方、やらずに済む方が選ばれて、部下にマネされていませんか?
部下に問題がある場合、その部下自身が本当に問題児ということはあります。
かつて「問題児は問題の親がつくる」という本がありましたが、問題社員は問題上司がつくるということもあるのではないでしょうか。
[ 更新:2019-07-10 15:57:51 ]