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「できる。できる」と言い続けていれば、初めは言葉だけの強がりだったものが、習慣化して実力となり、実際にできたという結果なってしまうことがあるんです。

「私は一度交わした契約は死んでも守るという覚悟で取り組んでいる。」「自分が口に出した言葉は、間違ったと気付いても絶対訂正しない。」という社長（故人）の会社の税務担当をしたことがあります。
その社長は、生前多くの事を実現していきました。何年かに一度は失敗もありましたが、その翌年はその倍額の利益をたたき出してこられました。税務調査の場でも、一旦言葉にした自分の主義主張は絶対曲げず、結果として調査官を納得させ続けました。
「自分は特別優秀ではないけれど、今のところ社内で一番だからトップをやっているだけ」といつもおっしゃっていました。
随分学ばせて頂いた経営者でした。

部下に対し、何事も１００％を求めるのは無謀だと感じます。
しかし部下が自分で「私はできる、自分ならできる！」と自らに言い聞かせ、目標達成に向けた努力を歯を食いしばって続けていくことで、歳月の経過に伴い、結果として形になっていたということもはあります。

ホームラン王であった王貞治氏も「プロは絶対にミスをしてはいけない」とテレビドキュメンタリーで言っていましたね。
私たちは本物、プロになるために、常に意識を高く持ち続けることを教えて下さったのだと思います。

[ 更新:2019-04-08 15:43:23 ]