人が大事、社員は財産という経営者は多いのですが・・・ 社員の個々人の能力や性格を、本当に分かっていますか?
「社員の能力開発支援、成長支援を積極的に行う」というけれど、個々の社員の保有能力と潜在能力、そして実際に職務で発揮している能力(実績や実力)をどれだけ正確に把握しているでしょうか?
では、社員の長所と短所、得意なことと苦手なこと、本人の特性を踏まえて、それを生かす組織作りや、本人の成長を支える職場仲間との組み合わせをしているでしょうか?
「職場と家庭は別」もいいのですが、職場にいる人も、家庭に帰る人も同じ人(社員)です。その人(社員)の家族の事、プライベイトでの趣味や興味、楽しみをどれだけ知っていますか?
積極的に聞けないという人もいるけど、長く付き合うと自然と耳に入る個人情報はたくさんあるのではないでしょうか。
いろいろ知っているから配慮ができるし、カバーもできると思うのです。何も知らなければ、せいぜい「なんか変・・・??」と思うくらいでしょう。
自分の事を気にかけてくれる人がいる、自分に期待をかけてくれる人がいる、会社から家族にまで配慮してもらえるというのも悪くはないと思うのですが・・・
作家の石川達三氏は、「一個の人物を完全に描こうとすれば、その誕生まで、その親まで遡って行かなければならない」という考えでいらっしゃったそうです。それだけ人は奥が深いものということなのでしょうね。
[ 更新:2019-03-18 14:31:05 ]