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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

ローカルでの中小企業の基本戦略

吉見事務所通信に掲載したものから

ローカルで商売をする中小企業は、少子高齢化の流れの中では市場は縮小する一方です。
この前提条件の中で売上を維持するには、
・固定客を増やす (新規開拓+顧客からの紹介等々)
・購入頻度を高めていく(自社ロイヤリティーを高くする)
・客単価を上げていく(ただの値上げではなく、一度に複数個入していただける商品構成や付加価値の高い商品開発等々)
ことは譲れないところです。
ですから、顧客不満足につながるミスやクレームの発生は、自分で自分の首を絞めていきます。絶対ミスやクレームを放置してはいけないのです。

市場が縮小するのですから、競合他社客の自社への取り込みも必要です。無理に自社に取ろうと思うと、金銭勝負では利益が取れませんし、安い条件の時だけになってしまいます。

常に品質で訴求するか、競合他社が顧客対応に問題があり、その顧客が不満感や不安感を持った時に、他社情報に敏感になります。それをチャンスとできるところが、客数を伸ばせます。

最近は人件費も仕入れ価格も諸経費も全て値上げの流れです。そのコスト転嫁ができないところは、その会社のそろばんで不採算市場から撤退していきます。それをチャンスとできるところが、客数を伸ばせます。

閑散期の時間の使い方も重要です。「暇だから休もう!で」は、仕事の質は上がりません。閑散期こそ、大事な既存顧客を直に訪問し、困っていることや商売の種となりそうな情報収集を積み重ねるところは、閑散期がチャンス時期となります。また、手がすく閑散期こそ、職務知識を増やす時、売れるスキルや苦手のスキルを磨く時、環境や市場を観察する時として使うところも、閑散期がチャンス時期となります。

計数管理や情報管理を見直して、良し悪しの見える化に取組むのも、閑散期の上手な使い方です。
見える化するものは、例えば次のもの。
・黒字の商品と赤字の商品
・黒字の取引先と赤字の取引先
・衰退してく商品や取引先と成長が期待できる商品や取引先
・会社に貢献する社員と会社に負担をかける社員
・社内業務のムダ取り

この他にもあると思うので、皆さんで考えて見ましょうね。

[ 更新:2019-02-09 14:38:07 ]

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