不良が減るとコストが下がるのですが、不良が増えるとコストが上がり、利益がどんどん減っていきます。
不良(悪品)とは、期待されたものが提供されないとこ、顧客要求仕様が形にできないことによって起きます。
生産管理の一般論ですが、「適切な品質管理によって不良を減らし、より良い品質が実現できるようになれば、コストは下がる」というものがあります。
まず不良品が多いということは、せっかく使用した材料や、電力、人間の労力などがムダに使われることです。だから不良品が減少すれば、できた製品が全て売れて、お金に変わることとなるので、必ずコストは下がる方向に向きます。
もう一つのインパクトは、生産性の向上です。
不良率が高いときは、何とかして良品を作らなくてはならないということから、材料を取り替えたり、工程を止めて調節をやり直したり、また検査に手をかけるといったことのために、生産能力は落ちます。
またもともと悪い製品(不良品)は、いくら検査しても良くはなりません。しかし不良が殆どなくなれば、工程での手直しや、調節は不要となるため、同じ設備でも、必ずたくさん製品(良品)ができるようになります。
QC的な管理手法を学び、社内に落とし込めると、現場の改善力がアップしますよ
[ 更新:2018-11-22 05:46:32 ]