苫小牧の経営ゼミで取り上げた内容です
以下、具体的に見ていきます。
イ) 定期的な設備更新による旧設備よりも機能性アップによる利益の積み増し
固定資産は必ず古くなり、寿命が来ます。その時に何も考えずに、古くなったから新しいものを買う、壊れたから新しいものにするという会社と、「せっかく買い替えるんだから、何かが前より良くなっていないとダメだよね! 」として、省エネ効果、旧設備と合理化や効率化の比較をする、メンテナンスの違いを考える等々、コストダウンや生産量のアップを吟味する現場は、利益を積み増しできます。
ロ) 人も機械も「時間当たり生産性の向上」に取組んで生まれる利潤
現場作業や工場内では「時間当たり」という考えやデータに敏感な現場は、時間当たりの「自社標準」という物差しを持ち、今期の時間当たりのレベルアップ「目標(業績管理指標)」を持つから、実際の(毎日の)時間当たり「実績」と比較ができ、実際の(毎日の)時間当たり「実績」の良し悪しを評価するので、改善や改良が進み、利益を積み増しできます。
ハ) 材料の加工や製造段階の分業化や流し方(工程)の改善による利潤
分業という意識がある現場では、自分の前工程と自分の後工程との連携を意識します。全体のスムーズな流れを皆が意識して働くと、改善や改良が進み、利益を積み増しできます。
自分のことしか考えない、自分のペースにこだわり、周りに無関心だと、早すぎたり、遅すぎたりしますよね。
こういう人と一緒にムカデ競争をすると、どうなるでしょうか?
ニ) 専門職化、特殊技能工化、多能工化など個人技能の専門化や向上による利潤
職人芸となるとスピードも品質も平均値をはるかに上回るでしょう。
そうなると差別化ができるし、他にできる人がいないとなると値引きされることがないから、利益を積み増しできます。
[ 更新:2018-11-21 10:51:54 ]