「最近売れるものは、高いものか安いものにハッキリ分かれるようになった、二極分化している」という記事を読むことがありますが、ご自分の商売に当てはまりますか?
中小企業では高級品と廉価品を一緒に扱うことは少ないと思います。
ある程度の価格の幅は持って、そろえているとは思います。
この問題の一つの掘り下げ方ですが、
客数も客層も変化せずに、高い方にシフトしているのでしょうか、それとも安い方にシフトしているのでしょうか?
求める商品によって、高いものと安いものを買い分けているのでしょうか?
その結果、売上は増えているのでしょうか? それとも減っているのでしょうか。
では客単価はどのように変化しているでしょうか?
それとも、自社扱いの高いものを求めて新規客が増えているのでしょうか? 逆に自社扱いの安いものを求めて新規客が増えているのでしょうか?
これまでのお客様の求める価格帯と折り合わなくなって、来店客が減っているのでしょうか?
販売でエータの取り方は、実務では各社各様です。
お店にも商品にもライフサイクルがあります。お客様(立地)にも販売員にもライフサイクルがあります。
これらのライフサイクルが同調していると、売り上げは安定します。
お互いのライフサイクルがかみ合わなくなると、売上は低迷します。
衰退期のものと成長期のものへの入れ替えや変更がスムーズにいくと、売上は伸びる可能性が増えます。
商品と顧客を働く人がどうつなぐのか?
商品の販売データは過去の数字で、これからの売上を保証するものではありません。
顧客の求めるもの、試してみたいもの等々を探るのが社員の感性であり、周り(地域情報や競合店情報)の動向です。
このことを、セブンイレブンンの前会長の鈴木氏は「消費はマーケティングではなく心理学」と表現したのでしょうね。
[ 更新:2018-11-06 08:24:37 ]