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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

人に気持ちよく、すぐ動いてもらうには?

実際には相手の問題もあるし、諸々の事情もあると思いますが、今回は自分の姿勢として、この様に相手と向き合うと好転すると思うことです。

職場仲間の協働を促すきっかけですが、自分の声であり、自分の言葉であり、自分の表状であり、自分の相手に与える雰囲気です。
表面には見えないようですが、自分が相手を信用し、信頼しようとしているかどうかが大事です。誰でも、自分を信用しない人のために、自分を信頼しない人のために、一生懸命協力しようとは思わないでしょう。

次に人それぞれ理解能力も反応の仕方も違いますから、長く一緒に働いてきたなら、相手が理解と納得のしやすい伝え方の工夫は必要です。すっかり慣れて、声をかける相手によって無意識に使い分けができれば、コミュニケーションの達人レベルです。

そして伝わったかどうかの確認です。
「分かった?」と訊くと、条件反射で「分かりました」と返ってくるのが普通ですから、ここの確認の仕方は相手によってひと工夫をしましょう。

いくら仕事で上下関係があるからと言っても、一方的な指示や命令で、指示書も何もないと、相手の記憶に残らないことがあります。この場合もフォローアップをして、相手に伝わって行動につながったかまで確認する癖をもつことは必要です。
進捗の確認を、部下からの報告を待つのではなく、こちらから「どうなってる?」「もう済んだ!」などと声をかけましょう。

面倒でも上記のことをする、自分の言葉に心を込めるというのが、人に気持ちよく、すぐ動いてもらうポイントと思うのですがいかがでしょうか?

(参考)
現代コミュニケーションセンター所長(2006年当時)坂川 山輝夫氏の意見

・米国の言語心理学者、アルバート・メラビンが、コミュニケーションを構成する要素は、55%を態度や表情、相手との距離といった「非言語」の部分が、38%を声の大きさや音質といった「近言語」が占め、「言語」そのものは7%しか影響しないと言っています。
・メールなどで顔を合わせないコミュニケーションでは相手の真意が分からないということです。

Nikkei Business 2006.11.27 Special issue p18より引用

[ 更新:2018-10-28 11:32:03 ]

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