去年あたりから、人工知能がどうの、働き方改革がどうの、電子取引や電子データがどうのと騒がしいですね。
昔いわれた「合理化」や「効率化」を思い出してみましょう。
合理化とは、「無駄を省いて、能率をよくすること」ですから、今の働き方改革に通じます。
合理化には、「新技術を導入し、仕事の能率や生産性を高める」意味もありますから、IT促進も人工知能の活用も合理化の延長線上のものではないでしょうか。
「効率化」にしても、費やした労力や時間とその成果との割合を企業側や労働者側にプラスに持っていくことですから、コストパフォーマンスを高めると言っても同じ意味です。
特別新しい概念と思わず、過去の取組の延長線上のことで、使う道具がコンピュータ的なものに変化していると受け止めましょう。
新しい道具を積極的に使いましょう!
そして、もっと楽に働きませんか?
というのが私の解釈する働き方改革です。
言い方を変えると、機械設備の更新や人工知能的なソフトの搭載した新たなシステムの導入で、労働力の質や量を無視しても生産性がアップする方法を探しましょうということです。
それが不向きな仕事や、そのような投資資金の余裕がない場合は、アナログそのものですが「社内で働く人が、生産性向上に興味を持って色々試行錯誤する事」で頑張るしかないでしょう。
それはQC活動であり、改善提案活動であり、日々の現場改善の積み重ねです。
これらの下地のないところでは、働き改革と言っても、言葉だけが通りぬけていくような気がします。
[ 更新:2018-10-23 08:55:18 ]