始末をするのも人、価値を生むのも人
「始末」 仕事では物事の決まりをつけること、相手の期待通りに処理して、適切に締めくくることですね。
商人的な解釈では、浪費しないこと、日頃から質素にして倹約にいそしむこととなるでしょうか。
私たちは始末の良い人になりましょう!
始末の悪い人ととか、始末に負えない人と言われるようでは、信用されなくなってしまいます。
「始末」の文字を分解して、始まりがあり、そして末となるのだから、原因と結果をピッタリ合わせることを言う、と説明されたこともあります。会計的には、帳尻が合うと始末が良いこと。予算に見合った支出をすることにもつながるでしょう。
10月もあと数日。今月の始末はどうなるでしょうか?
「価値」とは、単に値段ではなくそのものの値打ちと思う。
ものの値打ちと言っても、高いから優れものとは限らないし、安いから劣悪とも限らない。生鮮品などは、同じものでも生産量と消費欲求との兼ね合いで、値段は簡単に上下する。
ものは値決めする人にとっての価値もあれば、買う人にとっての価値もある。値段と価値をイコールとする人もいるだろうし、値段以上の価値を生ませようとする人もいる。
会社を伸ばす経営者のものの見方は、自分がそれを買うことにより、どれだけ価値を高められるかというイマジネーションや構想力、価値を実現させる展開力が優れていると思う。
買う人にとっての価値を高めることができれば、高い値付けもできるし、粗利も高められるし、ブランド力にもつながる。
向きあう人次第で、同じものであっても、価値が高まったり、逆に無価値にもなる。
その原点は、相手に喜んでもらいたい、買って満足して頂きたいという人生観のように思う。
[ 更新:2018-10-27 16:03:12 ]