上司の行動見本
今朝の札幌は晴れ、さわやかな風の入る朝です。今週も有意義な1週間にしましょう!
「やることなすこと大当たり!」の方は、イケイケドンドンでいいですね。でも、このような方は少数ではないでしょうか。
多くの人は、「身の丈経営」が基本です。身の丈に合った私生活が、幸福であるように・・・
自分にないものはないのですから、発揮しようがないからです。
今ある自分の能力を、本当にフルに活用していますか?
今持っている自社の経営資源の価値を、最大限に引き出していますか?
そのためにはトップがぶれないことです。幹部はトップをしっかり支えることです。
「何があっても自分はトップを支える」という、トップの補完人材が複数いる会社は強いものです。
特に中小企業のトップは、現場での実地確認は必須です。トップが現場に出ている、現場の状態を見ている、現場の声を聴いている会社は、現場でのトラブルがとても少なくなります。これは各論部分の一つです。
総論部分としては、「経営理念の浸透」に努めることと、「今期の経営方針の徹底」を土台に、各論部分である「今期の経営目標の必達」への本気度です。
トップや上司が本気で、ここまでやるか?と部下が思うくらい頑張るから、部下も引っ張られて必死で働くようになり、仕事に甘えがなくなります。
お互いが見ているよいうに、お互いが見ていないようで見られています。
トップが妥協すると、部下はすぐ妥協します。部下がその方が楽となれ、ばなおさらです。
トップが仕方がないと思う(許す)レベルに、仕事質は納まって行きます。特に働きの質に問題のある社員程、そうなります。
思うように成果が出ない場合、次の事をチェックしましょう。
部下にない実力を発揮するように求めていませんか?
今持っている自社の経営資源に無駄はないですか?
(例として、不要なモノや現場で使えないものを買う、買ったけど使っていない、団体に加入しながら参加していないし活かしていない、研修で学んでも実務に展開しない等々)
トップに補完者がいますか?
経営理念や経営方針は浸透していますか?
今期の経営目標は必達とされていますか?
(誰かの所で、妥協や諦めはありませんか?)
上司は部下の2倍から3倍頑張って、成果を上げていますか?
部下の手抜きや甘え、逃げを許さぬ雰囲気がありますか?
個人的に思うことですが、社内の上司の仕事ぶりに、良い見本と悪い見本の両方がある場合、良い見本を学ぶ人は少なく、トップから見ると悪い見本がまねられます。
それは、部下がそれを悪いと知らないし(教えられていない)、知っていても(悪いという理解ではなく、良くないとか望ましくないという理解)これでも許されるという甘えが働くからです。
部下を持つ人は、苦しいけれど自分の実力を高め続け、部下にとって良き手本となる言動を増やし、トップから見て悪い見本となる言動を減らさないと、部下の働きのレベルは上がっていかないもの、というのが私のこれまでの経験です。
[ 更新:2018-07-17 08:05:06 ]