以下は今月の苫小牧の経営ゼミで取り上げた内容です。
生産性アップに取組める会社には、指示命令されたことを着実に遂行する社員が居ます。
中には、指示命令されたこと以上の結果を出す社員も居ることでしょう。
少数ですが、指示命令される前に、自発的に取り組んでいる社員もいることでしょう。
こういう社員がいるところは、無意識ながらいつも生産性アップに取組んでいるものです。
でも、指示命令されたことができない社員もいます。
指示命令の意味が理解できない場合もあるでしょうし、指示命令の実行の仕方が分からない場合もあるでしょう。
指示命令されたことを、覚えきれない社員や、すぐ忘れる社員もいます。
指示や命令を無視する社員だっていることがあります。
このような社員を前にすると、生産性改善の前に取組むことがあるように思います。
上司の指示命令にタイムリーに反応するのが当たり前の大人の仕事であり、自分の数字は達成して当り前が常識として共有されないと、生産性改善には進めないものです。
やってはいけない事をやらない社員が多いといいのですが、やってはいけないことをあえてする社員や、やっては行けないことを繰り返す社員がいては、起こした問題を解決することが優先するので、生産性改善どころではないはずです。
自分の仕事はこの程度で良いと、学んできたのでしょうね。
どこかに、今の仕事ぶりの手本や見本があったはずです。
これまでの仕事ぶりを許してきた過去があったはずです。
個人の集合体が組織です。
個々の社員の能力アップと、個々の社員の人間性のアップ無くして組織力はアップしないのではないでしょうか。
社員が成長し、強くたくましくなっていくから、強い組織となり、維持してけるのではないでしょうか。
[ 更新:2018-06-25 17:01:57 ]