製造段階での利益の獲得に、次のことは当然やっていますよね。今月の苫小牧の経営ゼミでの一部です。
イ)まず、社内加工(内製化)コストと、外注発注とのコスト差の比較です。
→ どちらか低い(安い)方を選択すると原価が下がります。
これさえもできていないとなると、管理レベルに問題ありです。
ロ) 次に、材料調達方法の工夫(業者間競争や一括発注や絞り込み発注、手形払いから現金払いに変更など)による利潤獲得です。
「業者間競争」というと固いですが、合い見積もりの実施で、現在進行形の調達価格の妥当性を常に検証しましょうということです。
不思議なのですが、「一括発注」すると、安くしてもらえるのに、担当者が発注しやすいところにバラバラに発注しているところもあります。「一括発注」するから、安くしてよ!と交渉しないところもあります。そいう発想のないところもあります。
「支払期間の短縮」で価格交渉をするところもあれば、「支払期間の長短」で取引条件が変わらないなら、支払い期間を延ばすところもあります。
ハ) 外注先の積極活用による利潤 → 社外コストの方が低い場合や、フットワークの軽い下請け、技術力の確かなところの有効活用です。
こんなところにも、原価率の高低が現れます。
これも、今月の苫小牧の経営ゼミでの一部です。おさらいとして取り上げました。
[ 更新:2018-06-20 09:08:14 ]