会計情報としての「損益計算書」は「売上」から始まります。
商品や役務(サービス)の現金売上と掛売上を処理する科目です。
どの業種であっても「売上」無くして始まりません。
営利事業を営む会社は、どのように売りを作るのか?
安定した売りを続けられるか?
これが終わりの無いテーマです。
営業が嫌いとか、営業が苦手とか言っていられないのが商売です。
営業と無縁でいたいと思うなら、税金の予算制度に組み込まれている公務員を選んでください。
民間会社に入ったからには、営業に目を向けるのが義務です。
間接部門の事務職であっても、営業支援の姿勢と気持ちは欠かせません。
自分らしい営業スタイルで、自分の役割を全うするに妥当な売上が達成できればいいのです。
自分が頑張っている、健闘しているといくら言っても、その努力が売上につながり、粗利益に貢献し、無駄な経費を使うことなく、有効に経費を使って、適正に給料や賞与をもらい、最終利益に貢献して初めて一人前の仕事ぶりとなります。
遅くとも30歳を過ぎた頃には、損益計算書の仕組みと、利益のが出るまでの流れを覚えると、経営管理者への第一歩となります。
損益計算書とは、その会社の会計期間(自社で決めた決算月までの一年間)の経営成績を表示する報告書のことです。
経営成績とは利益の大きさとその利益の発生過程をいいます。
利益には黒字の場倍もあれば、赤字の場合もあります。
現在、中小企業の7割近くが赤字の税務申告と言われています。
利益と簡単にこの言葉を使いますが、損益計算書ではいくつもの「利益」が計算されます。
ざっと見ると、次のようになります。
・売上総利益
・営業利益
・経常利益
・税引き前当期純利益
・税引き後利益
管理会計というテクニックでは、限界利益というものもあります。
どの利益の話をするのか、始めに確認しておかないと、混乱することがありますよ。
キーワードは「赤字は罪悪」「たとえ1円でも利益で決算を迎える!」となります。
[ 更新:2018-04-29 17:08:06 ]