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有形固定資産の有効活用について

有形固定資産とは、建物・機械装置・車両運搬具などのこと。

必要があって、多額のお金を払って有形固定資産を買った訳ですよね。
有形固定資産が有効活用されていると売上に貢献しますから売上が増えます。
これを測定するのが「有形固定資産回転率」です。
算式は、売上高÷有形固定資産 です。
この数値が高いほど、有形固定資産が有効活用されている事となります。
使用する有形固定資産によって売上の対象物が異なる場合は、個別に計算するといいでしょう。

有形固定資産別に稼働状況(稼働時間や生産量)を把握して、売上への貢献度を見ることも大事です。
遊休資産や埋没資産が多いと、不効率となります。
この考えを応用するのが、旅館やホテル業の客室の稼働率、飛行機や列車の搭乗率、タクシーなどでは実車率、運送業では積載率等々。
せっかく買ったものは使い切りましょう! 
手に入れたものはいろいろ工夫して、使い倒しましょう!

機械や車などの代替更新の際、お客様によってこだわるポイントが違います。
・とにかく「購入費用が安い事」を優先する方がいます。
・ランニングコスト(燃費や動力費、修繕費や維持管理費等)が、前の機種よりも安くなることを基準として考える人もいます。
・購入から廃棄するまでのトータルコストを試算して機種選定する人もいます。このような方は、借入をする場合は、金利率や金利額まで考えてます。
・生産能力のアップや、生産品質の向上を優先して考える人もいます。
1時間当たりの生産量を把握し、自社のこだわりの品質基準を持っている方です。
・社員の負担軽減や安全にプラスになるものを選ぶ人もいます。社員の肉体的負担により発生しているロスや、事故予防まで考えている方です。
さて、あなたの優先するものは何でしょう?

[ 更新:2018-04-15 10:40:53 ]

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