多くの方が普通に取り入れている、売上債権の管理手法の一つです。
これは、売掛金の毎月の残高について、その一つ一つの発生日を調べて、当月末で回収の遅れや、その結果としての長期滞留などの問題が起きていないかどうかを確認する手続きをいいます。
回収の不具合を確認をすることが目的ではなく、回収の遅れに気づいたら、すぐに早期回収の行動を促すことがが目的です。
もしも不良債権化しそうな取引先がが見つかれば、速やかに強力な督促手続きを行いましょう。
グズグズすると、最悪の場合、貸倒処理などを実施する必要も起きてくるでしょう。
仮に貸倒損失が10万円とします。
限界利益率100%の商売であれば、この損失を埋めるための追加売上は10万円です。
もし自社の限界利益率が50%の商売であれば、この損失を埋めるための追加売上は20万円です。
また自社の限界利益率が20%のご商売であれば、この10万円の損失を受けるための追加売上は50万円となります。
貸倒金額の売上を上げれば済むというものではない事を周知浸透させる必要がありますね。
加えてこのための追加営業コストやそのプレッシャーも加わります。
当然ながら、結果として貸倒であっても、それまでの回収のための動きやコストも、余計な動きであり余分となるコストです。
これが大口取引先となると、会社が被るダメージは大きなものとなります。
適正回収と、回収遅滞の早期発見と迅速対応力は必須の債権管理力です。
[ 更新:2018-03-27 17:12:18 ]