◇上司の禁句、態度◇
苫小牧の吉見経営ゼミでは、次のように扱わせていただきました。
下は上の顔色を見る。どんな上司か見定めていることになる。→これは実感です。若い時の経験を思い出すと、素直に納得できます。「上司は部下を把握するのに一年かかるが、部下は上司を三日で看破する」と教わったのが30年以上前のことでした。
誰の元で働くかは一生ものだ。→それだけ直属上司の影響は大きいということですね!
「では自分は部下にどんな影響を与えてきたと思いますか?」 この質問には、皆さん考え込んでいました。
・今の若い人は、「最近の新人は」とひとくくりにしない。→私は10年くらい前からこの傾向は強まっていると感じます。
「一般論だけど・・・」「最近こんなニュースが出てたけど・・・」という話でも、気色ばんで「私は違う!」と返されたことがあります。
・挨拶ひとつできない、挨拶は下の者が先と未だに思っている。挨拶はむしろ上からだ!
→下の者はそれを見て刷り込んでいく、とは佐藤先生の教えです。
部下は上司をも見てずっと学習していくから、自分が上司になった時に、すぐにそういう上司の態度を取り始める人が多いと感じます。上司にいじめられた人は、部下をいじめ返すということは普通にありますものね。
挨拶をする習慣が無くなった上司もいれば、信頼関係が少しずつでもできてくると、しっかり挨拶を返して下さるようになる方もいます。
・報告しない。報告はさせない側の問題。何を報告するのか、事前に具体的に教えることが大切。→これは苫小牧のゼミメンバーに素直に共有されました。
・舌うち、腕組み、足組みしながらの話しは止めること。 →佐藤先生は「舌打ちは否定のあかし、腕組みは、足組みは圧力」と表現しました。
・目線を合わせない、相手を無視していることになる。→「こんなこと当たり前と思うが案外やってしまう」というのも佐藤先生。
人と目を合わせられない人は大きく2つのタイプに分かれるそうですね。
◇ 自信がなく相手からどう思われているのか気にしてしまうタイプ。
◇ 頑固で自分の意見を曲げられたくないタイプ。
私の個人的なサラリーマン時代の経験では、頑固で自分の意見を曲げられたくないタイプ(お前の意見なんて、聞いていられるか!という雰囲気がありあり)の上司や経営者が多かった記憶があります。
佐藤先生のまとめは「どんな相手でも尊重することが大切。人は大切にされて育つのだ。」
上司に守れらていると感じてくれる部下とは、仕事がしやすかったですね。
上司が自分を守ってくれると信じられるときは、上司のためにも働けましたし、自分も伸び伸び仕事に向き合った記憶があります。
(但し、過保護や過剰な甘やかし、過干渉はマイナスとなると思います)
[ 更新:2017-10-19 08:32:27 ]