一体誰がそうしたんだろう?
自分のやりたい仕事しか受けたくなくて、忙しい、いっぱい、いっぱい・・・という人はいる。
無理な仕事、嫌な仕事、負担を感じる仕事、量の増える仕事、責任ある仕事は受けたくなくて、忙しい、いっぱい、いっぱい・・・という人がもいる。
何か頼もうとすると、毎回条件反射で「忙しい、いっぱい、いっぱい・・・」「私できない」「なんで私?」という人もいる。
これでは毎回不愉快な思いをするから、仕事を頼みたくないし、組織労働に不向きな人だから、私は関わらずに済むなら関わりたくない人であり、一緒に仕事はしたくない人。
今ならすぐに距離を置く。
腹を立てての仕事はしたくないし、不快感を持ちながらでは、いい仕事もできないと思うから。
上から強引に押しこまれたなら仕事なら、精一杯やって、あとは上に考えてもらうしかない。
業務命令で受けざるを得ない時には、現状での自分の対応力の限界や、他の仕事に何らかの悪影響が派生する可能性は説明するべきでしょう。
自分でできると思って受けたなら、どうしてもやりたいと思って受けたなら、自分で解決することを考えて、やり抜いてこそ一人前。
ただ、やりたいやりたいでは、子供のおねだりと一緒。途中で投げ出すのも子供と一緒。
仕事の場合は、約束通りにできなければ、相手に迷惑がかかるし、信用も失う。次の仕事はどんどん減っていくもの。
場合によっては賠償請求されても仕方がないのが「対価をいただく仕事」でしょう。
「やりたい」はいいけれど、自分の能力と照らし合わせて受けたのだろうか?
お勉強のための仕事も、無いとは言わないけれど・・・
職務能力は簡単に上がるものでもないし、急に伸びるものでもないでしょう。特に専門職はそうでしょう。
予定外のことが起きたとか、事情が変わったとかいう人もいるけれど、一年12ヶ月のうちで、すべて当初の予定通りに終わる月が一体いくつあるだろう?
実務では、予定外のことが起きるのも普通のこと、事情が変わることも普通にあること。
それに弾力的に対応できて、帳尻を合わせるのがベテランの仕事というもの。
遅れてしまった仕事、あふれてしまった仕事をこなすには、私の経験上では次の三つしかない。
一つは、残業や休日出勤でこなす。一カ月休めなくとも仕方がないと腹をくくり、体力勝負で黙々とこなしていく。
二つ目は、誰かに振るか、誰かに代わってやってもらう。または応援やサポート、手助けを請う。
三つめは、丁寧にお詫びをして、その仕事を早めにお断りをする。
全部できないという人もいるけれど、それでは人の管理も仕事の管理もできない人。
人を使う仕事はしない方がいいし、自分のキャパシティを把握していないのも問題。
無理なやっつけ仕事になると、納期遅れや品質不調で手直しやクレームとなり、仕事量は減らないし、信用はどんどん落ちていく。自分が受けた仕事でも、会社が受けた仕事ならば、最後は会社の責任となっていくだけ。
[ 更新:2017-09-21 11:32:42 ]