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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

9月13日の経営ゼミ(2回目)

「今、一人ひとりが相互に支援者になって共有、共感の関係を創り合う時代!」

今回のレジュメの冒頭は「今、一人ひとりが相互に支援者になって共有、共感の関係を創り合う時代!」
「相互に支援者」がいいですね! 
お互い様、お蔭様が大事。支えるばかりの立場では疲れる時もあるし、支えられっぱなしでは依存心や甘えから卒業できないから、ポジションは柔軟に交代できると関わる人の気持ちは楽になりますね。

「共有」も、私のあるお客様には常にリスクを半々で共有する営業を貫く経営者がいます。それが取引の安心や信頼となり、もう5年以上、増収増益を続けています。
「共感」も、言葉はみんな知っているけれど、態度で示すには素直さとタイミングも必要と思うこの頃です。
私は自己開示が苦手なので、「共感」も一瞬躊躇してしまいます。

佐藤先生は、共有、共感の導入の質問として、「困った時に誰に相談しますか?」「悩んだ時に誰に相談しますか?」と、問いかけました。
札幌の経営ゼミメンバーは、経営者や幹部層が多いので、ご自分が相談された場面やこれまでの経験を思い浮かべていたように思います。
佐藤先生の答えは「友人、知人、家族、上司」でした。外部専門家はウエイトが低いとのこと。

「人間は関係性の中でしか生きられない」のだから、「プラス反応できる人が気付いて、まめに声かけをする」そして「だめならつなぐ!」この「だめならつなぐ!」まで伝えるところが佐藤先生の特徴と思います。

最近は、無関心、従属的な人、表面協調的な人、ことなかれで済ます人が増える傾向にあるから、プラス反応の人、気づく人の存在が重要となるとの説明に、プラス反応の人、気づく人には芯の強さが求められると思いながら聞いておりました。

二番目には「労働三態」を教えていただきました。
肉体労働、知的労働、感情労働の三つが佐藤先生の分類です。そのうえで「身体を使い、頭を使い、感情に火をつける!」とは、素敵な言葉の流れですよね。
その中で、労働の発展形態を次のように説明されました。
労働(体や頭を使って働く、賃金を得るために働く)から始まり、⇒朗働(明るく元気に前向きに働く)、⇒ライフワーク(一生をかけた自分の生きがいの仕事、それは使命=自分に与えられた一種の任務であり、天から授かった自分に最もふさわしい職業)

ここで、佐藤先生からの質問です。「人が育つ要因を三つ上げるとしたらどんなもの?」
これにはいろいろな意見が出ました。学校の試験問題の模範解答じゃないので、たくさんあって当然ですね。
給与、問題意識、緊迫感、期待などはすぐ上がりました。
ほめる、励ます、応援、支援、サポート、やる気を持たせる言葉、成功体験、失敗の克服なども有効であり、必要な時もありますよね。
佐藤先生が追加されたのは、受容、認める、聞く、理解する、良否の分別を教える、客観的視点、思いやる態度。
だんだん深~くなっていきます。人間は複雑で、デリケートでもあるということでしょうか。

ここでのまとめは「従業員定着の要因」でした。これは何度も学ばせていただいたこと。
資質、適性、お金(給与や待遇)、相性(経営者との相性もあれば、組織風土との相性、職場の人間関係もあるでしょう)
まだまだ続きますよ。

[ 更新:2017-09-19 15:35:48 ]

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