過去の吉見経営ゼミで取り扱ったことから少し取り上げます。
あなたの会社の役職者は、自社の成功要因とその背景を把握していますか?
次のことにイエスと答えられると及第点ですよ。
質問の1
会社の誰かの体験を一般化して、未体験者に疑似体験として伝えていますか?(あるいは次世代社員に伝えていますか?)
その伝えるべき体験とは、「成功事例と成功するための手法」と「失敗事例と失敗しないための手法」ですよ。
質問の2
決めたことはやり抜く組織風土になっていますか?
ルールや仕組みをいくら強化しても、根本は社員個々人の行動の基準(倫理性)にあります。は社員個々人の行動の基準(倫理性)が低いと、ルールは守られないし、仕組みは想定通りに機能しないものです。
規律ある組織風土がしっかり造られ、上位者の責任の取り方が確立されていてこそ、ルールはしっかり守られるし、新たな仕組みも想定通りに動くものです。
質問の3
管理者以上の階層は、会社の歴史認識(創業時の様子と成長要因と衰退要因)を共有していますか?
これが共有されないと、今しか見ない社員が増え、今に至る流れを作ってくれた人たちへの感謝が無くなります。
そうなるとモノかね打算の関係に流れやすいので注意が必要です。
質問の4
「失敗をどう活かすか」というノウハウができていますか?
失敗に学ばない組織、失敗を隠す組織、失敗を無かったことにする組織はどうなっていくでしょう?
[ 更新:2017-08-06 10:43:34 ]