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かつて優秀な学歴の人の集まりの会社のコンサルをしていて感じたことです。

頭が良い人たちは、今手掛けている仕事の先行きが見えるので、失敗しないように予防することが上手です。
先を読みながら、柔軟に軌道修正できる能力を持った人が多かった印象があります。
また優秀なるが故の対応力もあるので、クレームやトラブルも火消が本当に早かった記憶があります。
理論的な話や理屈の話も、伝わるのが早かったですね。

ただ気になったのは、知恵があり利口でもあるため、何かにつけて理屈がさきに立ち、自分が納得しないことは先送り、当然納得しなことに無理はしないし、無駄なことは避ける傾向がありました。
一番困ったのは、部下の指導育成にあたり、失敗体験を積ませない事でした。
失敗させない配慮はいいのですが、失敗の後始末が嫌！という人が多かった。
そのため、新人や若手とベテランとの職務スキルが縮まらないという課題が起きていました。

この会社との契約が終了してかなりの年月が経ったので、その後の組織力はどうなったでしょうか？

話は変わって、私の経験では、組織の中では、自分の力ではどうにもならないこともあるし、自分の考えと合わない指示や命令がくることもあるのではないでしょうか。若いときは特にそうだったと思います。
そうではあっても、自分の無力感から自分の殻にこもってはいけないと思っています。
そんな時は立ち止まって、自分の生きる意味と自分の存在価値と今の仕事との関係を突き詰めて考えるのも一つでしょう。

長期にわたる社会人としての自己成長とは、競争相手企業の同じキャリアの社員よりも優れた仕事をする自分を目指し、修練すること思うこの頃です。

[ 更新:2017-08-01 08:01:36 ]