これまでの30年のコンサル経験で思うことですが、成果を手にする経営者は、傍目に見える姿は「絶対の自信と信念」ではないでしょうか。
その姿を前に、「何てすごいヴァイタリティなんだろう」「このエネルギーと迷わぬ信念はどこから来るのだろう?」と思うことが何度もありました。
実際に行動を起こすということは、いくつかの可能性の中から、自分が集中して行動できる一つだけを選ぶこと。
行動は、一人の身体では、一度に一つのことしか体現できないでしょう。
あれもこれもとたくさん選ぶ人は、このことが良く分かっていないのではないだろうか。
あれもこれもとやろうとするけれど、結果として完結しないまま、また選ぶ作業にこだわる人は、経営の現場から離れていく人ばかりでした。
経営者が強い意思をもって行動を起こすと、それに関わる人は社内の人であろうと社外の人であろうと、何らかの反応をせざるを得なくなります。
積極的か消極的は別に、相手もある選択をするように促す作用が働くと言ってもいいでしょう。
関わるのか関わらないのか、取引するのかしないのか、協力するのかしないのか、明確か曖昧かは別に意思決定を迫り決断を促すから緊張する場面ともなる場合も多々あります。
経営者として実力を発揮していく人は、この緊張感に耐え、勝ち抜く精神力を研ぎ澄ましてしていく人のように思うのです。
[ 更新:2017-08-02 06:53:07 ]