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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

毎月の予算実績検討会で詰めること

月次試算表を見て、実感と違うときや、毎週の報告と違う結果の時があります。

どうしてこうなる? なぜこうなる? 
と言っても、終わったことは終わったこと。
目の前の事実は事実で、結果として現れた現実は現実です。
会計数字は、やったこととやらなかったことの結果をクールに反映するものです。

私の仕事柄、管理者層の方は、経理は無理に覚えなくともいいけれど、会計数値(会計情報)の読み方の習得は必須と思っています。

決算時点で出た損失(赤字)の原因追及や課題分析は必要ですが、過去の赤字は黒字に転換しません。
粉飾をすれば、一時的にごまかせるだけです(赤字の実態は変わりません)。

あなたが経営者あるいは管理者であるなら、常に黒字にすること、例え1円でも黒字にすることへのこだわりを持ちましょう!

締めてみると決算での粗利益率(売上総利益率)が20%となった。
でも、毎月の報告の個別の積算(見積もり)利益では、25%は確保しているはずなんだけど・・・
そういえば、あの取引先の現場は厳しくて儲からなかったからなぁ・・・ だからかなぁ?・・・
自分の感覚とも記憶とも違うけど、どうしてこうなるの? 
分かんない?・・・まぁいいか、あとは社長の仕事・・・

なんて月次決算の赤字原因の最終確認と次月以降の是正策を曖昧なままにして、あるいは担当者任せにして、経営者がそこで終わったまま(無意識の黙認の状態)毎月経過させていませんか?

仮にそこで事実確認や原因や課題がはっきりしても、 そこから本当の問題解決策(行動計画)につなげていますか?
次の改善や是正に確実につながる具体策と実行担当者が決まり、その赤字原因の本質的対処や対策の確実な実行によって、次月以降の改善がじょじょにはかれます。
そこには、
・進捗管理のあり方・業務消化のプロセス
・社内の連携体制、補完体制、タイムリーな連絡相談報告
・社員の職務知識と職務能力アップ (OJT)、質の良いたくさんの経験
・発注先(お客様及び仕入れ外注先)との交渉ルール
などの病根を見直せていますか?

ここにメスをいれないで、 次月以降も同じようなことをすれば、見事に同じ結果になりますよ!

[ 更新:2017-06-27 08:35:05 ]

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