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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

バーナードの「権限受容説」

最近「バーナードの経営理論」のことを話題にしても、知らないとう人が増えて残念に思います。

これは、上司の命令が部下に受容されて、上司の命令の意図に従って部下が実際に行動することによって、上司である管理者の権限が成立するという説です。

吉見の個人的な解釈では、「部下が上司に敬意を払い、上司の言動に注意を払い、理屈抜きに上司の指示をすぐに受け入れられる体制になっている状態」が、上司の権限が受容された状態です。

但し、いつでも無条件に上司の指示や命令が部下に受け入れられるものではないことは、バーナードも承知しています。
上司の指示や命令が受容されないのは、次のような時とされます。
・上司の命令が組織目的(経営理念や職務倫理)と矛盾すると部下が確信する場合
・上司の命令が部下の個人的な信念や利害と矛盾や対立する場合
・上司である管理者の能力が、その権限行使にふさわしくないと部下が信じて反発する場合
・上司の命令や意図が理解不可能(意味不明)である場合 などです。

部下を持つようになったとき、自分の部下との意思疎通(コミュニケーション)も、自分の同僚との意思疎通(コミュニケーション)も、毎日しっかりとることが大事という事を教えてくれています。

[ 更新:2017-05-26 11:50:21 ]

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