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回転日数とか回転率を意識していますか

経営分析をするときは、決算書の数字をあれこれと加減乗除します。そうすることで、今の会社の状態が良い(健全)のか、現状維持なのか停滞なのか、悪化しているのかチェックできます。

たくさんある分析指標の中で、回転日数とか回転率をとらえるものがあります。
例えば、生鮮品ですと、すぐ売れないと時間と共に鮮度は落ち、最後は腐っていきます。
食品には賞味期限や消費期限があります。
多くのものには商品寿命があります。必ず経年劣化もあります。
ですから、すぐ売ろう(買っていただこう)、早く売ろう(お買い求めいただこう)、仕入れて売って(店頭に並べたら、すぐに買ってもらって)ドンドン商品も資金も回転させるのが小売り業の基本です。
以下は乱暴な計算式ですが、「現在の在庫金額÷1日平均の売上高=在庫日数」が計算されます。
これは短い方が良いとされ、コンビニやスーパーでは10日~2週間程度を管理目標としています。

他にも寝かせずに、回転が適切かどうかをチェックするためのいろいろな計算があります。
売掛金の回収期間は短い方が良いのですが、支払いの猶予は長い方が有難いものです。これらも計算できます。
設備投資が適切に売上に貢献しているかも計算できます。
現在の有利子負債が軽いか重いかもチェックでします。

業種にもよるでしょうが、速く回すことを意識し、適切に回転しているか自分でチェックできるようになると、回りまわって資金にプラスになって行きます。
難しい計算ではないので、ご自分で少し勉強するなり、顧問税理士先生などにきっかけをもらうと、すぐ活用できますよ。

[ 更新:2017-05-25 15:52:56 ]

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