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虎屋の研究が凄い!

黒川光博 虎屋社長の慶応ビジネス・スクールでのお話から

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職人の技術を高める研修も実施しています。
人の手より機械の方が優れているような、安定性、持続性が求められる作業には機械を導入。均一な品質の製品に仕上げるために科学技術の力も借りています。
ただし、最終的に重要なのは「人の目」です。火入れや仕上げなど、最適なタイミングは熟練者の目を通して判断します。ばらつきのある天然の原材料で、気温や湿度にも影響を受ける菓子づくりでは、職人の経験と五感がものをいいます。
<引用終了
ここまでの努力を同じようにされている会社は、私のお客様ではこれまでに1社だけありました。
その社長は商業高校の卒業で、大企業の経理部から工場へ配属となり、最初は原価計算が良く分からないため、工場に住み着くように仕事を覚える中で、工場の人たちに見込まれて生産技術を学んでいったという経歴の方です。
均一な品質の製品に仕上げるためには、ベテラン技術者の経験や勘も大事だけれど、その人が不在の時に品質のバラツキや不安低操業となりやすいので、科学技術の力(自動化、機械化)によって、女性パートの方が変わっての担当でも同じ品質となるように工夫と改良を重ねていらっしゃいました。
そう言う社長ですが、「ベテラン技術者の経験がなければ対応できない場面があるのも工場というもので、健康でお元気で、若手の邪魔とならぬ方には70歳まで顧問として工場を見守ってもらっている」というお話も印象的でした。

[ 更新:2017-04-20 15:55:54 ]

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