自分が見ただけ、自分が聞いただけでは組織の共有財産にならない。だから「見える化」する。
あなたの持っている情報、信用、信頼、経験は、他の人にもあなたと同じように見えるでしょうか?
多くのことが見えるようにしないと、伝えていかないと、他人には分からないのが当たり前です。
仕事上の「情報」とは、状況判断や次の行動を決めるのに役立つ資料や知識といえます。
同じ組織のメンバーが、同じ状況判断や同じ意思決定で同一歩調をとれると、組織力は高まります。ですから、情報を口頭報告や文書報告で流す仕組みや、データとして取って判断材料の資料として加工し、自由に閲覧できるように、あるいは定期的に会議資料として共有するわけです。
「信用」も個人に付随する信用と企業信用があるでしょう。個々人の属性による信用はコピーできないけれど、長年月かった企業信用の生み出し方と維持してきた努力や手法は「見える化」するか、仕事をする上での「当たり前」として身に沁み込ませる必要はあるでしょう。
この信用を土台に「信頼関係」が構築されていくのではないでしょうか。
「経験」とは、実際に見たり聞いたりすることですが、同じ場面を共有することで同じ経験はできるものですが、その受け止め方は個人差が出ます。その結果、同じ体験をしても次の仕事に活かせるかどうかの個人差となって行きます。
ですから、体験の共有財産化や未体験のことの共有財産化に当たっては、企業ごとの一工夫、二工夫が求めらるのです。
[ 更新:2017-03-20 08:27:10 ]