今は大衆から分衆の時代になり、価値観がさらに多様化するという「個の時代」への流れにあるのだろうか。正直、読めなくなっています。
過去の経験がそのまま使えない時代にあって、中小企業が生き抜くには、まず価格的に利用客にとって満足ないし納得できるものであることが最低条件となる。提供する物やサービスに、顧客の感覚で支払う金額相応の値がなければ、次がないのが今の顧客だろう。
次に独自性ないし個性があること。物やサービスの消費経験が豊富で、情報過多の今の時代だから、独自性も個性もないとなると、顧客のリピートは望めないだろう。
三つ目は何らかの便利性があること。商品やサービスの利便性もあるし、店舗の利便性もあるし、従業員が人として関わって提供する利便性もあると思う。顧客が、商品やサービスに利便性を感じず、店舗に利便性や魅力を感じず、従業員が利便性を提供できないとなると、再来店は期待できなくなっていくだろう。
最後にローカルでの商売は、何と言っても地域密着性があること。これがしっかりしていると、大手にはない差別化要素になっているはず。
これらの四つの要素を磨くことができるなら、中小企業も存続できる可能性がある。
[ 更新:2017-03-19 15:45:12 ]