努力と根性、そして忍耐という言葉は、私の若い頃と比べて見聞きしなくなりました
日経ビジネスの記事で、「米国ではここ数年、成功を収めるための最も重要な要素として、努力・根性・忍耐・情熱。」とありました。
「人生で成功するには、IQの高さや天賦の才よりも、努力・根性・忍耐・情熱のほうが重要であることが、科学的にも裏付けられている。」というのです。
「飛び抜けた才能やIQがなくても、必死に努力すれば誰でも成功できる。」というのは、『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』の共著者のリンダ・キャプラン・セイラー氏。
具体的には次の四つと言います。
まず、困難なことに挑み、逆境にめげない「度胸」。
次に、挫折から立ち直る「復元力」。
3つ目が、率先して事に当たる「自発性」。
そして、何があっても目的に向かってやり抜く「執念」。
私が読んで面白かったのは、「脳明晰だと何もかもが容易にできてしまうが、その才能のせいで努力を怠るようになり、大人になって障害にぶち当たるとお手上げ状態になりやすい傾向がある。」という内容。思わず笑ってしまいました。
私の経験でも、確かに頭がよく、先が見える人は、無駄なことや面倒なことは積極的にやりたがらないものです。
現実は甘くないし、社会では簡単に思ったようになる訳でもないし、時には理不尽なこともあるのが人生。
一生懸命やらなきゃダメ!という教えは素直に聞きたいものです。
参考にしたのは、2016年12月1日(木)肥田 美佐子氏のインタビュー記事
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/112800029/112800001/?ST=print
[ 更新:2017-03-09 15:55:19 ]