婚礼サービス業の「八芳園」の井上常務の次の言葉が印象に残ります。
それは「仕事」を「志事」にしようというメッセージです。
井上常務はその意味を次のように例えられます。
以下は吉見の解釈です。
お客様に「お水を下さい」と言われたら、その意味を考えよう。
喉が渇いていいらっしゃるなら、氷の入った水を出そう。
薬を飲もうとしているなら、氷の入った水ではなく白湯を出そう。
暖房が暑くて乾燥しているなら、お水を出すだけでなく、暖房を調節するなり、加湿器を入れたりしよう。
このように、意味を考え、その意味に対して反応するのが、企業の価値になって行くと思います。
価値のとらえ方はお客様によってさまざまと思います。
でも、企業が意味を受け止めて、誠意を持って反応していくことで、お客様が何かを感じて下さることが「価値」になって行くのだと思います。
「仕事」が「志事」になると、腹が決まり、人や物ごとに対して愛情が生まれます、という井上常務のまとめは、サラリーマン時代の自分に大きく欠けていたものと感じまして、経営ゼミ参加メンバーにも読んでいただきました。
[ 更新:2017-03-03 08:11:37 ]