バーンアウト(頑張りすぎて燃え尽きること)する前に軌道修正しましょう。長いようで短いのが人生。無理はし過ぎないこと。
「自分は人より劣っている」と自己評価していませんでしたか。
自分は「人の倍の努力をしなくては人並みになれない」と思い込んでいませんでしたか。
そんな思いで、これまで若さと体力で、ずっと努力してきませんでしたか。
職場ではいつも緊張して、毅然ととしていなければならないと、仮面をかぶり続けていませんか。
それゆえに、家族との団欒やゆっくりくつろげる時間に、突然不調や疲労を感じることはありませんか。
私たちは、多くの場合、人と比べて優秀とか不出来とか考えるように、長年にわたって教育され訓練されてきたのではないでしょうか。
これは、親からのしつけからくる場合もあるでしょうし、子供時代のいじめなどの消え難い記憶から来る場合もあるでしょう。
長い学生生活の中で、知らず知らずのうちに、誰かがつくった他人の尺度で自分の能力を測る癖がついている場合もあるでしょう。
あくまで自分の経験ですが、心と身体の危機は、ハードな消耗期ではなく、消耗期が終わって、やっと終わったと気が緩んだ時にやって来ました。
まだ足りない、もっとやらねばと、ついついオーバーワークになってしまっているのですが、自分では不思議とそれに気づけないのです。無理をしているという自覚が全くないのです。
ですから、大きな仕事が段落した時、これから休んでいいと思った時、突然に極度の疲労感と不調に陥ります。
この疲労感と不調という自分の身体の声を素直に聞けるかどうかが、自分を壊してしまうか、健康回復に軌道修正するかの分岐点と思います。
どうぞご自分を大切になさって下さい。
[ 更新:2017-02-25 13:45:48 ]