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「みんな、そう言ってる」と言う人がいるけど本当?

年齢が上で、役職がかなり上の人が「みんな、そう言ってる」と言うと、影響量は大きいけれど、自分お意見を通すための詭弁が多かった経験がある。

「みんな、そう言ってる」という言葉を言われたことのない人というのは、おそらくいないと思います。
「みんな、そう言ってる」という言葉は、誰かを説得したり、論破するために は便利な言葉です。
特に年齢が上で、役職がかなり上の人が「みんな、そう言ってる」と言う時は、自らが多数派の代弁者であること強調していますから、言われた人が普段のコミュニケーションを怠っている場合は否定しにくいものです。
そう言われた時には「みんな」とは、具体的に誰と誰なのか確認しましょう。
「みんな」だから「みんなです」と返ってくるようでは、怪しいと思った方が良いでしょう。試しに何人か個別に確認してみると、本当がどうかはすぐ分かります。
「みんな」には、何時、どこで聞いたのかも確認しましょう。即答できなければ、「みんな」には聞いていません。
中小企業の場合は多数意見に従ってもよいのは、福利厚生面が中心となるでしょう。
経営の意思決定の場合、経営経験のない人の意見や、新事業を立案し軌道に載せたことない人の意見を、多数意見だからrと言って安易に採用するのは危険です。参考にすることはいいことですし、今後巻き込むために意見を出してもらい、現状の分布をみる上での多数決もいいでしょう。
経営の意思決定に、社員の多数意見を用いることは要注意です。リスクを取らない人や、最終責任を取らない人は、リスクに直面した時に、多数意見に賛同したことを忘れますし、リスクから逃げます。
多数か少数化は別に、会社がもっと良くなるための前向きの意見は、どんどん採用していくのが正しいのではないでしょうか。

[ 更新:2016-11-14 10:09:36 ]

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