創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

人間関係の4つの構えというのがありましたね

私がこれを学んだのは今から30年以上前ですが、冷静に人との関係性を見つめようと思う時に、今でも役に立つ分類法です。

少し単純に強調して紹介します。
まず理想は「自己肯定他者肯定」=「私もOK、あなたもOK」の構えと言われます。
自分が関わる人の気持ちに素直に共感できる状態にあり、なおかつ強い自己肯定感を持っており、自然に他人も尊重できるから、リーダーの理想かもしれません。
次に一番多いと言われるのが「自己肯定他者否定」=「私はOK、あなたはNG」の構えです。
人は本来自己中心的なものとするなら、ある意味自然な心の反応と思います。
でも、いい年をした大人が自分の感情に任せて相手を否定したり、部下に対して支配的にふるまい、自分の考えに合わない部下や、指示命令に従順ではない部下を力ずくで従わせよう、従わなければ排除しようとするパワハラタイプであれば、私はその下では働きたくありません。
三つめが、「自己否定他者肯定」=「私はNG、あなたはOK」の構えです。
自分に対しては否定的だけど、他人に対しては肯定的な構えです。
自分に自信が持てない時、落ち込んでいる時、凹んでいる時はこういう心理状態になりがちです。そんな時に、自分の心に寄り添う一言、温かい励まし、孤立させまいとする配慮は有難いものです。
最後の四っ目が、「自己否定他者否定」=「私はNG、あなたもNG」の構えです。
これは、もっとも問題のある構えかもしれません。「生きているのが虚しい」とか、「人生なんて無意味だ」など、自分も他人も、すべてを否定し虚無的となり孤独化、孤立化し、自分の殻にこもってしまうと、周りは手のつけようがありません。

この学びの時にある先生から、「人はこの四つの構えを、時と場合、相手によって行き来するものです。いつも一か所にとどまるものではないのですよ」と教えられ、妙に納得したことを思い出します。

[ 更新:2016-10-24 08:45:51 ]

その他の記事
記事のインデックスに戻る
ページのトップへ
創造経営コンサルタント吉見 - foot