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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

人は育てるというより伸ばすもの

人材育成というけれど、人を育てるのは難しいです。こちらの思うように育つことはなくて、本人が自分を伸ばすことで、結果として期待に応える人財となていくのです。

60歳を超えて思うことですが、働くとは、一緒に仕事をして楽しさや心地良さを感じるように、お互いが務めることのようです。
会社の中の人との関わり、仕事を通じた社外の人との関わりの善し悪しが、仕事の成果の良し悪しになっていきます。
関係性を良好にすることは、仕事でも家庭でも大事です。
また、仕事でも家庭でも、自分の居場所があるとないとでは大違いです。
特に転職した場合は、自分の居場所を早く見つけられると、早く楽になります。
人を伸ばすことに話を戻します。
教えるだけで他人は育ちませんが、全く教えないと何も覚えない人もいます。
相手を観て、手取り足取りがいいのか、ヒントを与えるだけでいいのか、放任がいいのか、人によって使い分けましょう。
一番いいのは、自分で考えて、自分でいろいろ工夫して、我慢を重ねて、コツコツ努力する姿勢です。
でも、このタイプは少数と思います。だから価値ありますので、彼らの成長支援をしっかりやりましょう。
考えた時間、工夫した数、我慢して耐えた経験が、優れた働き方の継承につながっていきます。
特に技術者や職人さんの場合は、苦労の連続という体験が、優れた技術者、他に類を見ない職人魂となります。
特に高いレベルの技術者や職人さんになった人は、自分の仕事にい意味での不満足感があり、それが次の仕事の執念となって、結果として他にまねのできないもの創りとなっていませんか。

[ 更新:2016-10-04 12:50:54 ]

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