それとも「自分は悪くない」と誰かのせいにする方ですか?
誰も、何でも自分のせいとは思いたくはないものです。それが普通の感情であると思います。
人は『自分の責任かもしれない』と認識し、真摯に責任を取っていくことで、次第に成長するものかもしれません。
自分のこれまで体験したことを思い出してみて下さい。いかがですか?
私自身「自分の責任」を認めないで済むのなら、認めずに誰かに責任を取ってもらいたいと思う時はあります。
しかしこれから先に、似たような問題を起こすリスクを低下させようとする場合、「自分の責任」として予防や再発防止に努めた後の効果は大違いとなります。
日常の仕事では、うっかりミスはあるし、能力不足や経験不足によるミスもあるし、緊張による信じられないミスも起きるし、ルールを守らなかったことで引き起こされる人為的ミスもあるし、作業自体の難しさによるやむを得ないミスもあるし、前提条件の設定誤りから生じるミスなど、いろいろなミスは起きます。
私もたくさんのミスや失敗をし、随分先輩や上司に助けられた経験があります。ミスをしない完全無欠の人などいません。
そこに執拗な犯人探しが繰り返されると、ミスを許さない恐怖組織となっていきます。
最近の仕事の高度化、IT化、対人関係の難しさ、成果主義などによるプレッシャーという、ストレスからミスを誘発する要因が増えているのが今の職場です。問題が起きた時のマスコミや消費者の反応を恐れ、「ミスのない」ことへの要求が今までなかったほど高まっているのかもしれません。
だからこそ、組織内でかばってくれる人、守ってくれる人の存在は大きくなっています。組織内でかばってくれる人、守ってくれる人がいてこそ、ミスが起きた時に「申し訳ありません。私のせいかもしれません。」とすぐに言えるのではないでしょうか。
[ 更新:2016-09-26 09:31:58 ]