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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

退職後、前職のことをどれくらい言いますか?

私は、履歴としての簡単な説明と、聞かれた時に、お世話になったこと、学んだことを話すくらいです。

時々、定年退職後かなり年数の経過があるのに、過去の社名と役職が今でも権威があるように振る舞う人がいますね。
私はなるべくそばに行かないようにしています。これまでの経験では、仕事も受けずに済むなら、受けたくない人が多かったですね。今では別な方に依頼をするように、先に勧めています。
だって、北海道の人間から学ぶものはないという態度がありありですし、本州の半値で対価は十分だろうという感覚が見え見えで、実に不愉快だからです。
大企業を卒業されて、起業されても、大企業勤務当時のエピソードを毎回語る人もいます。
最初は知らないことが多く、興味は惹かれるのですが、毎回聞かされると「今は違う仕事で、もうその会社の一員ではないでしょう?」と、突っ込みたくなる時があります。そんなことはしませんけどね・・・
今の自分と、あなたの今の仕事が、関わる人にとって価値があるかどうかだと思うのです。

最近私が思う「リタイア後も魅力のある人」とは次のような人です。
・過去の職歴や役職、生み出した成果を特に話すこともなく、過去の業績や功績を全く 知られていなくても、その地域に住む一人の人間として、そこで関わる人たちとその場で打ち解け、 安心感を与える人。不快感を与えない人と言ってもいいかもしれません。
・これまでの人生経験のもとで、自分の意見や価値観をしっかり持っているのだけれど、 その場の空気も大事にする人。次世代人材を伸ばそうと、陰でバックアップしながら、知らんふりして居る人。
・人よりお金があっても、人より成功していても、それを知らない人たちと普通に人生を送り、普通に日常の小さな喜びに満足している人。趣味を仲間と楽しみ、自分の家族も大事にされている人。

私は小市民としての老後を、妻と仲良く過ごす事と決めています。

[ 更新:2016-09-30 16:23:17 ]

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